子供が誤飲した時の症状で薬やボタン電池の対処の仕方は？

子供の誤飲は特に0歳児から2歳児までに多く見られ、その中でも0歳児の赤ちゃんは口の中に入れることで物を認識する本能がある為に、何でも口の中に入れてしまう時期になります。

これは成長する過程でとても大切な時期であり且つ避けられない時期でもあります。

誤飲事故は減少することはなく、誤飲物によっては増加傾向にあるくらいの状況です。

私も含め、『まさかそんな物食べるなんて！！』と、予想外だと思いがちなのですが、これはすべて想定内で起きることとして普段から気をつけなければ絶対になくならない事故なのです。

死に直結する誤飲もありますので、母親はもちろんのこと、一緒に住む家族も徹底して知識を持つことが重要だと言えます。

誤飲してしまったらどのように対処すればいいのか、もしもの時に備えて詳しく調べていくとします。

子供が誤飲した時の症状は？

誤飲をすると気道に引っかかったり傷ついたりする場合があるので、異常な咳き込みや呼吸困難の症状が出ることがあります。

また、喉を掻きむしったりいつもの泣き方と違うなど子どもの様子をよく見てあげて下さい。

言葉がうまく出ない子ども、特に赤ちゃんの場合は顔色や泣き方で普段との違いがよくわかると思います。

口の中に入れた時に口腔内を傷つけることもあるので出血することもあります。

私の子供が3歳の時にシールを誤飲したのですが、シールを噛み砕いているうちに歯茎を傷つけたようで口の中が血まみれになっていました。

その他特に症状はなかったのでそのまま様子見でしたが誤飲したのが夜だったのでいつでも救急へ行けるようにしていました。

子供が薬を誤飲したときの対処の仕方は？

まず何を誤飲してしまったのか特定する必要があると思います。

子供の周りをよく調べて、どんな症状が出ているのか把握して下さい。

明らかに有害であるもの（タバコや医薬品など）は症状に関わらず病院へすぐに連れて行くべきです。

誤飲物が喉元に見えている状態やすぐに取れそうな時は、子どもを抱きかかえて頭を下になるようにひっくり返して背中を強めに叩くという対処があるようですが、やり方を間違えるとさらに奥へいってしまい状況が悪化することがあるようなので、緊急の場合は救急車を呼んだ方がいいでしょう。

子どもがボタン電池を誤飲してしまったら？

誤飲の中でもボタン電池は特に注意すべきものであり、事故件数も減ることなく毎年のように起きている事例です。

ボタン電池にはアルカリ電池やリチウム電池などの種類があるのですが、どちらも胃の中に入ってしまうとアルカリ性物質と胃液によって電気が流れてしまうので、最悪の場合、食道や胃に穴があいてしまうのです。

気道に入ってしまった場合は呼吸困難も引き起こしかねません。

この事からボタン電池を飲んでしまった時は症状が特にない場合でもすぐに病院へかかってください。

一刻も早くボタン電池を取り除く必要がある為、緊急手術をすることが多いようです。場合によっては経過観察により入院することもあるようです。

まとめ

誤飲を防ぐためには、子供の手の届かないところに置くことが最善策です。

子供の成長はとても早くその日に出来なかったことが翌日にはあっさり出来ているなんてことはよくある話です。

私も何度となく部屋も模様替えをしましたし、上の子には細かいオモチャを散らばさないよう何度も口酸っぱく言ってきました。

それでも誤飲は起こってしまうのです。

チラシや折り紙のような柔らかい紙は消化せずにそのまま排便と一緒に出てくることが多いので笑い話で済むのですが、誤飲はいつ起こってもおかしくないと認識しておかなければなりません。

子供の命に関わることです。正しい知識と冷静な判断力を身に着けておきましょう。