子供が野菜を嫌いな理由は？食べさせる方法は？必要な量は？

野菜嫌いな子供がいると栄養バランスなどが心配になり、どうやって食べさせたらいいのか悩みの種になることありますよね。

親としては何とかして食べさせたいと思うのは当然です。

幸い、我が子たちは比較的いろんな野菜を食べている方だとは思いますが、周りには極度の偏食の子供は実際にいますし、その母親は料理するのが億劫になっているという話も聞いたことがあります。

また、同じ育て方をして同じ食べ物を与えているのに、兄弟姉妹で好き嫌いははっきりと分かれるのが不思議ですよね。

子供の時には苦手だったものが大人になって克服するということもよくある話です。

さて、野菜嫌いをなるべくなくしていくには色々な工夫があると思いますので、私の経験を含めながらまとめていきます。

子供が野菜を嫌いな理由は？

育った環境も少なからずあると思うのですが、実は遺伝的な要素も深く関係しているということなのです。

人間は本能的にその食べ物が安全であるかどうかを判断する能力があるようなのですが、味覚の中で苦味や酸味というものは身体が受け付けないように拒否反応を起こすようなのです。

例えば、比較的苦味の強いピーマンが嫌いな子供が多いのはこの理由から考えると納得がいきます。

また、心理的な面から考えられることは、例えば野菜を食べた時に何か嫌な思いをした、など食べ物とは直接的に関係なく間接的に起こった事で結果トラウマになって嫌いになってしまうという事もあります。

年配の方からよく聞くのは『昔は食べるものがなく、同じものばかり食べていたので好き嫌いのしようがない』『同じものばかり食べ過ぎて嫌いになった』ということです。

これに関しては、環境的な面が非常に左右されていることがわかります。

現在では飽食の時代である為、このような理由はあまり当てはまることはないように思いますが、親の躾や育児の仕方によっては起こり得ることかもしれませんね。

子供に野菜を食べさせる方法は？

先ほど、我が子たちにはあまり好き嫌いはないと申し上げましたが、私なりに試行錯誤はしてきたつもりです。

特に長女は少食であまり食べ物に興味のない子だったので結構苦労しました。

お勧めの方法として、細かく刻んだりすりおろしたりして混ぜ込んでしまうというもの。例えばハンバーグが好きな子供は多いと思うのですが、入れてしまうとだいたいは気づかれません。

同じ要領でホットケーキや離乳食時のおやきにも応用できます。その他、果物や葉物を使った自家製のミックスジュースを作るのもいいでしょう。

牛乳やヨーグルトを入れると砂糖を入れなくても十分甘くて美味しいです。ニンジンを星型にしたりと、見た目を可愛くしても特に女の子は喜びます。

簡単なものとしては、食べる意欲を上げるために子供の好きなキャラクターの食器を一緒に選んで買いにいくのもいいかもしれません。

その他、野菜を家庭で作るというもの効果的です。毎日水やりをして一生懸命育てた野菜は自分が作ったという達成感がありますので、その野菜で一緒に料理をすれば食べてくれるかもしれませんね。

子供のどれくらい野菜は必要？

子供の野菜摂取量は月齢に応じて必要な量がガイドラインとしてあるようなのですが、拘り過ぎると料理を作る親も食べる子供も疲れてしまうと思うのです。

毎回いろんな種類の野菜を量っていては、それこそ時間がかかりすぎて子供の相手も出来なくなるなど、これでは本末転倒です。

あくまでも目安ということで考えていき、朝食があまり食べられなくても昼や夜に食べて1日トータルすればいいのだと私は考えています。

量よりもいろんな種類の野菜をいろんな料理にして食べさせてあげられるのがベストではないでしょうか。

また、これは独自の考えですが、嫌いな料理でも全部残すという事は食べ物に対しても作ってくれた人に対しても失礼である、という事を常々伝えています。無理矢理全部食べなさいとは言いませんが、必ず一口は頑張って食べようという方針です。

まとめ

子育てをしていると、本当に多方面で悩むことが増えて神経質になってしまうことありますよね。

長女が少食で悩んでいた時は、必死に試行錯誤しましたが、いつかは食べられるようになるだろうし元気でいてくれているから、別に死ぬわけでもないし大丈夫かという極端に楽観的な考え方に変わりました。

その方が気持ち的に楽ですし、子供というのはお母さんが精神的にも元気で笑ってくれている方がいいのだと思えるようになったのです。

好き嫌いばかりしてわがまま放題になってしまうのも困りますが、譲れないところは譲れないという真っ直ぐな信念を持って子供に向き合うことができれば、いつかは子供もわかってくれるのではないのでしょうか。

料理が苦手な方にとっては多少苦痛もあるかもしれませんが、可愛い我が子の為にもまずは色々な工夫を試して頂きたいと思います。