尿路感染症の赤ちゃんの原因や症状は?入院するのはどんなとき?
尿路感染症というと聞き慣れないかもしれませんが、膀胱炎と聞くとピンとくるのではないでしょうか。
特に女性はほとんどの方が経験ある病気ではないかと思います。
尿路感染症は腎臓から膀胱など、尿路のいずれかの場所で細菌感染による炎症を起こしていることを言います。
赤ちゃんの場合はどこの場所で炎症しているかわかりにくい為、総称して尿路感染症と診断されることが多いようです。
言葉が出ない赤ちゃんは痛みの症状を訴えることが出来ないため診断が遅れることもあり、実際、我が子が尿路感染症にかかった時は、診断されるまでに三か所の病院をまわり、四つ目の病院で判明したことがあります。
放置しておくと最悪の場合、腎臓にまで細菌がまわってしまい、腎盂腎炎になってしまうこともあるので適切な処置が必要な病気でもあります。
我が子の経験談を含めながら、赤ちゃんの尿路感染症について詳しくまとめてみました。
尿路感染症の赤ちゃんの原因は?
基本的に大人も赤ちゃんも原因は、尿路に細菌が感染して炎症を起こすというものです。
特に女性は男性に比べて尿路が短いため、尿路口から細菌が入りやすいのでこの病気になりやすいのです。
これは赤ちゃんにも言えることで、女の子はよくある病気だという事を小児科医にも話をされた記憶があります。
その他、尿路が未発達の赤ちゃんは膀胱尿管逆流症という先天性の病気が疑われる場合があります。これは何らかの原因で尿が逆流してしまい、細菌が腎臓まで戻ってしまうことで細菌感染してしまうということなのですが、そのほとんどは自然治癒すると言われており成長とともに改善されていくようです。
重度の場合は外科的処置をとられることもあります。
尿路感染症の赤ちゃんの症状は?
風邪のような症状の咳や鼻水は全くなく、高熱が何日も続きます。
言葉などで痛みを伝えられる幼児は発熱の他に、排尿時の痛みなどの症状もわかりやすく出るのですが、赤ちゃんの症状としては発熱のみになります。
我が子の場合も一週間高熱が続き、その間にかかりつけの小児科はもちろん、救急病院も含めて三か所まわりましたが原因は分からずじまいでした。
まだ生後三か月ということもあり、生後まもない赤ちゃんにとっての高熱は後遺症のリスクがある為、原因不明で不安になり本当に悩んだものです。
赤ちゃんは痛くても泣くことしか出来ませんし、高熱でグッタリしてしまうので、脱水にならないよう白湯や母乳をこまめにあげるようにしていました。
尿路感染症に赤ちゃんがなったら入院になる?
赤ちゃんの場合は入院になります。先ほど挙げたように腎盂腎炎になってしまうと腎臓機能に支障をきたしてしまいますので早期治療が必要になります。
赤ちゃんの治療には24時間の点滴、抗生剤も複数回に分けて点滴投与されます。
一般的には五日間から一週間が多いようです。我が子も一週間入院していたのですが、授乳中でもありましたしほとんど毎日眠れずに泊まりこみで看病していました。
毎日24時間点滴ですので、赤ちゃんの手の甲は注射の痕だらけで内出血で腫れ上がり、月並みな言葉になってしまいますが本当に可哀想でした。
熱が下がり、白血球数値やCRP(炎症反応)数値が正常に戻ったら退院することできます。その後、何かあれば病院へ来るよう言われましたが、特に通院の必要はありませんでした
まとめ
私自身も膀胱炎によくなってしまうので痛さはよくわかるのですが、大人の膀胱炎による発熱は対処が遅れてしまった時です。
膀胱炎と自覚しながら仕事を続けていたところ、夜間に高熱を出して泌尿器科救急へ走ったこともあります。
その時も全身に細菌がまわっているからと言われました。
赤ちゃんの場合は発熱するまでわからないというのがこの病気の難しい所だと思うのですが、風邪症状が全くない発熱の場合は尿路感染症の可能性を考えてほしいです。
尿検査で判明することがほとんどですが、その時私はこの病気に無知だった為、病院を何か所もまわることになってしまいました。
不運にも救急病院でお世話になった時は研修医の方しかいらっしゃらなかったので、医学書を見ながら黙り込んでしまい、結局何の処置もされずに終わったこともあります。
セカンドオピニオンを躊躇される方もいるとは思いますが、早期診断できるようにする為にも、かかりつけの小児科をいくつか持っておくことをお勧めします。
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