異所性蒙古斑の赤ちゃんの治療はいつからできるの?経過は?【写真付】
2015/12/20
蒙古斑は皆さんご存知の通り、赤ちゃんの頃にお尻にある青い痣のことです。大きさや色の濃さは個人差がありますが、そのほとんどは遅くとも幼児期頃には自然消滅するものです。
ですが、通常の場所とは違うところにある蒙古斑の場合は異所性蒙古斑といいます。
この異所性蒙古斑も同じく自然と消えることが多いようですが、中には治療をしないと消えないものがあります。
実は、上の娘が左腹部から背中にかけて比較的色の濃い大きな痣がありました。
私も蒙古斑はそのうち消えてなくなるものだと認識していましたので深くは考えていなかったのですが、乳児4ヶ月検診の時に専門医に診てもらうことを勧められたので、すぐに形成外科へ行きました。
そこで異所性蒙古斑と診断され、また自然治癒する可能性は低いと言われた為に治療を始めることにしたのです。
異所性蒙古斑について、我が子の経験談を含めながら詳しくまとめてみました。
異所性蒙古斑の赤ちゃんの治療について
治療については親子にとって肉体的にも精神的にも辛いものです。
ですが、自然に治らない事と、治療におけるリスクを比べても、親としては治してあげたい気持ちの方が大きかったです。
顔や手足などの普段見えるような場所ではありませんでしたが、成長した時に娘がコンプレックスになってしまうことが一番に心配になったからです。
そして、治療をすれば周りの皮膚とほとんど変わらない色にまで治りますと言われたので、担当医を信じて治療を決断しました。
治療方法としては、レーザー治療になるのですが、基本的には部分麻酔や全身麻酔をして施術を行います。娘の場合は3ヶ月に1度の頻度で回数にして10回ほどを2.3年かけて治療をしていきましょうとのことでした。
異所性蒙古斑の治療はいつからできるの?
担当医の話によると早ければ早いほど効果はえられるとのことでした。赤ちゃんのうちから治療するメリットとしては、皮膚が薄いことと範囲が狭いという事です。
成長とともに、皮膚は分厚くなり、痣の大きさも身体の成長に伴って大きくなるからです。
長女の場合は、0歳6ヶ月の時に初めての照射をしました。
まだ身体も小さかったため、全身麻酔のリスクを考えて部分麻酔によるレーザー施術を選択しました。
部分麻酔はクリーム状の麻酔薬を患部に塗って1時間ほど経ってから施術を行います。
初回のことを本当によく覚えていますが、長女は羽交い絞めにされながらも暴れて泣き叫び、親の私たちは可哀想で泣きながら施術を見守りました。
その後、あまりに精神的に辛かったので、1歳を過ぎてから全身麻酔による施術を1度だけしましたが、全身麻酔は別の病院で行わなければならないこと、入院しなければならないことなどがあり、やはり部分麻酔に戻して施術を続けることにしました。
異所性蒙古斑の治療の経過はどうなるの?
施術後すぐは火傷のケロイド状態になりますので、感染症を防ぐ為の薬と保湿する薬を毎日塗って、包帯でお腹をグルグル巻きにしなるべく安静にするように言われました。
3ヶ月に1度の照射になりますが、その間も経過観察が必要なので毎月一度は受診していました。
2年半ほど治療を続けたのですが、本人の意思がはっきりしてきた頃ということもあり、極度に病院へ行くことを拒むようになりました。
また、同時期に下の子が生まれたということもあり、かなり精神的に不安定だったようにも思います。
担当医と相談した結果、本人がまた治療を始めたいというまで少し休むことにしました。その時点で、痣自体はほとんどわからないくらいになっていました。
現在長女は6歳になっていますが、幼稚園で友達にからかわれたこともなく、自分も気にしたことがないというくらいになっています。
写真は明るいのでうっすらと水色に見えますが、じっと凝視しないかぎりは誰も気づかないくらいです。
たまに思い出した時に、お腹の手術どうする?と聞くようにしていますが、心身ともに成長した時に本人が治療を望めば、また一緒に頑張りたいと思っています。
まとめ
今回は我が娘の話ばかりになってしまいましたが、もし異所性蒙古斑で悩んでおられるようでしたら、私は手術を勧めたいと思います。
レーザー治療は確実に進歩していると思います。レーザーというと怖いイメージがありますが、脇の脱毛と施術が似ていますので、経験ある方でしたらどのくらいの痛みがあるのか、ある程度は想像がつくと思います。
おそらく子供にとっては、身体的な痛みよりも精神的苦痛の方がはるかに大きいです。
精神的なものは子供だけでは到底乗り越えられません。
親がしっかりと受け止めてあげて、一緒に治療を頑張っていくことが大切です。
私は娘が包帯でお腹がグルグル巻きになっていても決して悲観的な事は言わず、男前でかっこいいわ!!と言って娘と笑って過ごすようにしていました。
治らない疾患ではありません。少しでも不安があるようでしたら、一度形成外科で相談してみましょう。
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