シェーグレン症候群の症状と原因やドライアイとの違いは?
私自身は初耳だったのですが、女性の40代以降の患者さんが多いようなのです。
簡単に説明すると、自己免疫疾患のひとつであり、その症状は全身にわたり様々です。
症状については後ほど詳しくまとめていきますが、代表的な症状のひとつにドライアイがあり、ドライアイかと思って受診したら、実はシェーグレン症候群だったということが稀にあります。
命の危険があるような病気ではありませんが、根治する病気でもなく発症すると一生の付き合いになってしまう病気なのです。
残念ながら、症状のひとつひとつに対処していくしかないのが現状です。
さて、今回はこの病気の症状や原因、ドライアイの関係などについて詳しく調べてみましたので参考になれば幸いです。
シェーグレン症候群の病状と原因は?
先ほどドライアイの症状を挙げましたが、他にも様々な症状があります。
鼻腔内や口腔内の乾燥、関節痛などです。
お気づきかと思いますが、乾燥というワードが共通していることが多いですよね。
これは、身体の免疫システムが何らかの原因によって機能せず、菌やバクテリアなどが全身の分泌腺に攻撃をするからなのです。
分泌腺が本来の機能を果たさなくなると、涙腺や唾液腺から分泌されにくくなり、結果的に乾燥という症状が出るということなのです。
関節痛についてはリウマチの症状と同じなのですが、関節リウマチとシェーグレン症候群が併発することもある為、どちらの病気なのか、また、合併症なのかの判別が非常に難しいそうです。
その他、臓器系にも症状が出ることがあります。自己免疫機能が働かなくなる原因は複雑に絡み合っており、単純にひとつに絞ることはできないようです。
シェーグレン症候群とドライアイの違いは?
シェーグレン症候群はドライアイ症状が出ることはわかりましたが、他にも症状が出ていることが多いようです。
ですから、ドライアイだけではシェーグレン症候群だとは言えませんし、違う事がわかります。
ドライアイ治療をしてもなかなか改善されない、他にも思い当たる症状があるという時には、シェーグレン症候群の可能性は高くなるでしょう。
この病気に診断が下りるまでには、もしかするといくつもの病院をまわることになるかもしれません。
病気の特徴が全身にわたって症状が出るからです。単純に目に支障が出れば眼科へ行くでしょうし、口腔内であれば歯科や口腔外科へ行きますよね。
病名が判明するまでに長く遠回りになってしまうことも、この病気の厄介なところです。
シェーグレン症候群の治療方法は?
冒頭でもお話しましたが、残念ながら完治することはできません。
症状が出るたびに対症療法をしていくということになります。
ドライアイであれば、涙の量を調節できるような点眼治療やプラグ挿入手術を視野に入れて治療をしていくでしょう。
口腔内に症状が出たときには、唾液が分泌しやすくなるような食事や食べ方を考えていかなければなりません。
いずれにしても日常生活で気をつけていれば、症状が悪化するのを防ぐことができます。
規則正しい生活、食生活、質のいい睡眠は予防に繋がるのです。
そして何より、一度発症して診断されたら症状が何も出ていない時でも、定期的に主治医に診察してもらうことが大切です。
まとめ
症状などをまとめてみると、更年期障害の症状にも似ていると感じました。
また、シェーグレン症候群の患者の年齢や性別から見ても共通していることが多いですよね。
女性はホルモンに振り回される生き物だと常々思っていましたが、可能性のある病気を考えると本当にキリがありませんね。
それに耐えられる身体がある女性は、男性よりも強い生き物なのだとも言えるのかもしれません。
どんな病気を調べていても思うのですが、まずは自分の出来る事から始めてほしいです。
あの時こうすればよかった、こんな生活しなければよかったと後悔するのは本当に意味のない事です。
あまりに敏感になるとそれは別のストレスなってしまいますが、ある程度の規則正しい生活は自分でコントロール出来ますよね。
もちろん病気にならない確約なんて誰にもあるわけではありません。だからこそ、出来ることはやっておくという事を強くお勧めしたいです。
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