白内障の原因と症状や治療の方法は?生まれつきの場合は?
白内障は、高齢の方がなる目の病気というイメージがありますよね。
そもそも、白内障という病気はどういったものなのでしょうか。
簡単に説明すると、眼球にある水晶体というレンズの役割を果たしているものが、白く濁って見えにくくなるというものです。
カメラのレンズが汚れたら見えにくくなりますよね。それと同じ原理だと考えてください。
さて、白内障患者はイメージの通り80歳以上の高齢者が多く占めています。
この白内障は老人性白内障といって加齢に伴って発症する病気ですから老化現象のひとつと言っても間違いではありません。
しかし、他にも白内障はたくさん種類があります。
その中から今回は先天性白内障について詳しくまとめていきたいと思います。
白内障の原因と症状は?
冒頭で記したように、水晶体が濁ることによって視野障害が出るのですが、ではなぜ白く濁ってしまうのでしょう。
主には水晶体内のたんぱく質が酸化して引き起こすものと考えられていますが、根本的な原因ははっきりとはわかっていないようなのです。
実は私自身が先天性白内障の疾患があります。
病気がわかったのは、小学校へ入学する際の視力検査をした時です。
当時見えにくかったという記憶は全くないのですが、逆に裸眼で綺麗に見えたことがないのでその違いがわからなかったからかもしれません。
さらに、私の場合は左目だけに疾患があったので、両目で見る分には何ら支障がなかったのです。
他人がそのまま見てもわかるほどの白い濁りはないのですが、眼科で診てもらうと明らかに白いシミがあるのは私自身でもわかります。
見え方としては乱視になります。
左目だけで見ると少し暗く見えてぼやける感じと言ったらわかってもらえるでしょうか。
他にも遠視が入っていますし、左目が弱いせいか右目に負担がかかり、歳をとるとともに右目の視力も低下して近視になってしまいました。
白内障の治療の方法は?
白内障は一度なってしまうと自然治癒することはありません。
治療方法は点眼や手術がありますが、病気の重症度によって治療が変わってきます。
例えば、私の場合は比較的白い濁りも小さく進行性もない為、軽度だと言えます。
小さい頃は、点眼薬治療や左目のトレーニングする為に右目に眼帯をつけて数時間過ごすというリハビリのようなものをしたことがあります。
ちなみに現在は特に何も治療はしていません。
老人性は進行もしますし、重症化してしまうことがあるので、手術の選択をすることが多いようです。
現在では医学の進歩によって、気軽に受けられる手術のひとつになっているのではないでしょうか。
手術は局所麻酔で行われるのですが、痛みもほとんどなく患者の負担は軽いものです。
簡潔に言うと、濁ったレンズを取り換える手術になるのですが、新しい眼内レンズでピントを合わせてしまうので、目が疲れやすくなることがあるそうです。
他にも多少のリスクはありますから、現在の状況と術後について、しっかりと医師と相談して手術をするか決めてほしいと思います。
白内障が生まれつきの場合は?
生まれつき白内障の場合は、遺伝が大きく関係しているようです。
私の場合は近親者に白内障を持っている人はいませんが、単純に目が悪い人はたくさんいます。
先天性白内障でもその程度は様々です。乳幼児期に発見し、且つ重症の場合は将来的なことも踏まえて早急に手術をすることがあるようです。
私自身は病気がわかったのも少し遅かったですし、進行性のない軽度ですからその時点では手術をする選択はしなかったと母より聞いています。
大人になってから両目ともに悪くなり、仕事柄、目を使うことが多くなって手術することも少し考えましたが、同僚が白内障の手術を受けた後、パソコン業務に支障が出てきた事で退社し、その話を聞いてから、白内障の手術は見送ることに決めたのです。
幸い、矯正すれば両目で1.0の視力がありますから、普通に生活は出来ます。
左目はどれだけ強く矯正をしても0.7以上の視力は望めないのですが、右目は視力矯正できますので、今のところ深く考えていません。
これからもっと歳を取るとどうなるかわかりませんが、定期的に眼科を受診して今度も気をつけていこうと思っています。
まとめ
私が白内障でることを話すと大概の方はビックリされるのですが、歳を取れば皆可能性のある病気ですし、きちんと管理すれば怖い病気ではありません。
たしかに、常にメガネかコンタクトをしていますので、非常に疲れます。目も痛くなりますし耳の裏や鼻の上も地味に痛くなるのですが、メガネをかけて生活をしている人は山ほどいますし、特別自分が大変だとは全く思わないのです。
ただ、ずっと進行していない白内障が、もし進行してしまったらという不安はありますので、やはり眼科への通院は怠ることはできません。
治療はしていなくても、そういう意味での健康管理は必然になります。
老人性や先天性以外にも白内障はありますから、一度は眼科へ健康診断を兼ねて行ってみて下さいね。
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