溶連菌かもしれない子供が喉の痛みがある！感染経路や大人にも感染るの？

喉の激痛が特徴的な溶連菌。あまり聞き慣れないかもしれませんが、子供には多くみられる感染症の一つです。喉が痛いというのは、ウイルスや細菌が喉に感染している状態で一般的な風邪の症状ですが、風邪と違って咳や鼻水などの症状はほとんどありません。
その他、溶連菌による感染は高熱を伴い、舌に白いブツブツがたくさん出来る（イチゴ舌）になり、喉は真っ赤に腫れ上がります。素人目に見ても口の中の異常がわかるのでさほど診断は難しくないようですが、病院で検査をするとすぐにわかりますので必ず受診は必要です。年中を通してある病気ではありますが、季節の変わり目や冬に多いようです。
まだ私の子供たちは溶連菌にかかったことはありませんが、集団生活をしていますのでいつかかってもおかしくないと思っています。この溶連菌について詳しくまとめましたので見ていきましょう。

溶連菌かもしれない子供が喉の痛みがある

溶連菌に感染すると、水分を摂るだけでも激痛が走るというような酷い喉の痛みになります。喉の痛みを訴えるだけでは溶連菌とは断定できませんが、その他の症状と併せて考えると溶連菌が疑わしい場合が出てきます。前途したように一番わかりやすいのが舌のブツブツではないでしょうか。他のウイルスでもこの症状が出ることはありますので、これだけでは決めつけることはできませんが、溶連菌であることが濃厚になります。また、高熱が何日か続いたり、身体中に赤い発疹が出ることもあるようです。
喉の粘膜検査ですぐにわかりますし有効な抗生物質がありますので、溶連菌かもしれないと思った時は病院へいって適切な治療を行いましょう。

溶連菌の感染経路で子供の場合は？

基本的にはくしゃみや咳などの飛沫感染によるものですが、中には、溶連菌がついた食べ物が原因になることもあるようです。感染力は強く、潜伏期間は2日から5日間あるといわれています。溶連菌が完全に死滅するまで2、3週間かかりますが、溶連菌によく効く抗生剤を服用することで格段に感染力は落ちますので、熱がなければ受診した翌々日からは集団生活に戻れます。
しかし、溶連菌と判明した場合は、潜伏期間も含めた期間に家族はもちろんのこと、その間に一緒に遊んだお友達も感染している可能性が高いので、少しでも症状が出た時にはすぐに受診し、必ず溶連菌の方が周りにいたことを病院に伝えてください。

溶連菌は子供から大人に感染るの？

子供だけの病気ではありませんので、もちろん感染する可能性はあります。大人子供関係なく感染しますので、家族のうち誰か一人罹った場合でも要注意です。タオルや食器の共用は避けて、できれば部屋を隔離してください。飛沫感染を防ぐために、家の中でも全員がマスクを着けるとより効果的でしょう。
ちなみに余談にはなりますが、我が家は主人が溶連菌感染症になったことがあります。絶対に子供たちに移さないようにしたかったので、出来ることは全てやって必死で防御しました。お蔭様で誰にも感染しませんでしたが、大人の看病もそれなりに大変でした。
ただ、主人の場合は溶連菌だけではなく、他の細菌にも感染したようで合併症を引き起こし1週間高熱が続き、抗生剤を10日以上飲み続けて完治するまでに2週間ほどかかりました。

まとめ

一番重要なのは、溶連菌感染症になったら処方された抗生剤を全て飲み切るという事です。溶連菌を完全死滅させてしまわないと、症状が改善された後でも再発してしまうからです。薬を飲み続けることは子供にとっては辛いことですが、溶連菌は抗生剤が効く絶対に治る病気です。症状がなくなり病気が治っても、2.3週間後にまた尿検査をして溶連菌の有無を確認しますので治療としては比較的長くかかりますが、検査をして異常がなかったことで初めて完治といえるのです。
私の主人のように重症化してしまう前に、溶連菌が流行っている場合や疑わしい時はすぐにでも小児科へ受診してください。