手の小指の骨折の症状は?運動はいつからできる?テーピングの巻き方は?
手の怪我は日常的に年齢関係なく誰にでもあることです。
手の怪我には突き指や脱臼などがありますが、なかなか腫れが引かない時や激痛が走る場合は骨にヒビが入ってしまっていたり、骨折している可能性があります。
転んだくらいで骨折!?と大袈裟に聞こえるかもしれませんが、実はよくあることです。
また、手の指の中でも、骨折が多く見られるのが小指の付け根です。
骨折の状態にもよりますが、基本的には固定して自然に癒着するのをまず保存治療をします。
粉砕骨折などの重症の場合は手術をすることもありますので、ただの打撲や突き指だから大丈夫と放置するのはよくありません。
素人判断は危険ですので、整形外科へ受診するのが一番です。
では、手の小指を骨折してしまったら、どのような処置をして経過をみていくのか詳しくまとめてみました。
手の小指を骨折の症状は?
先ほども申し上げたように、どこかにぶつけたり転んだりしただけでも骨折することはあります。
骨折をすると激痛を伴い、腫れて皮膚の色が濃い青紫色に変色します。
自力で動かすことも困難な場合があり、骨折の仕方によっては指の形が変わってしまうこともあるようです。
個人差もあるようなので、症状が表れない方もいるみたいですが、日にちの経過とともに症状が出てくることもあります。
痛みと腫れだけでは骨折していると断定できませんので、応急処置をして少し様子を見てみるのもいいでしょう。
患部を冷やして指が動かないように固定するのです。固定は家である物で簡単にできます。
新聞紙や型紙などで指を固定して、包帯やハンカチでグルグルと巻いておきましょう。
もし何日経っても症状が治まらない時や、逆に症状が悪化している時は骨折の可能性は大きいです。
整形外科へ行って、診察とレントゲン撮影をしてもらって下さい。
小指の骨折で運動はいつからできる?
程度にもよりますが、安静に過ごしていれば約1ヶ月で骨が癒着して完治が望めます。
しかし、無理な動きや運動をすぐに始めてしまうと、結果的に治るまでの期間が長くなってしまいます。
スポーツ選手でもない限り、どうしても運動をしなければならない状況はないと思いますので、基本的には1ヶ月は運動を休まれた方が無難です。
痛みなどの自覚症状がなくても、骨がずれて引っ付いたりすると指の変形の恐れもありますし、骨折前と同じような動きが出来なくなるかもしれないからです。
保存治療をしている場合はギプスやシーネで固定するのですが、もし取っても大丈夫なくらいに回復していたとしても、しばらくは激しいスポーツは控えていた方がいいと思います。
焦らずにリハビリをして少しずつ動かしていきましょう。
何にしても、主治医の指示に従うのが一番ですから、どうしても運動をしないといけない時は必ず相談して下さい。
手の小指を骨折したときのテーピングの巻き方は?
患部の小指のみをテーピングで巻く方法も間違いではありません。
しかし、小指は言うまでもなく指の中では一番細い指ですから、より効果的なのは隣の薬指と一緒に巻くというものです。
あまり強く巻きすぎると血が通わなくなりますから、加減して巻いてください。
また、薬指と一緒に巻くことに抵抗があったり、不自由なようであれば、手の平から巻き始めて小指を固定するという方法もあります。
いずれにしても、骨折の状態や治療の経過によってテーピングの巻き方は変わってきますので、まずは必ず主治医に指導してもらってください。
適当に巻けばいいというものではありませんし、人に巻いてもらうのと自分で巻いてもらうのとでは要領も違います。
怪我の具合を見ながらテーピングの巻き方も工夫していきましょう。
まとめ
突き指しただけでも、あの痛さは相当ですよね。
しかし、ただの突き指だからと油断してはいけないことがよくわかりました。
もしかしたら折れているかもしれない、と過度に心配するくらいで丁度いいかもしれません。
部活動が運動部であったり、スポーツ選手であったりすると、怪我をするリスクは当然普通の人よりも高くなります。
スポーツには怪我がつきものですが、きちんとした治療をすればまた復帰することは出来ます。
焦って無理をせずに、できるだけ安静にしてリハビリをすることが完治への近道なのです。
怪我をして応急処置をすることはもちろん大切なことですが、受診するタイミングも同じく大切です。
おかしいな、と感じたらすぐにでも病院へ行きましょう。
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