足に赤い斑点で内出血があっても痒くない場合はどんな病気なの?
2016/07/06
皮膚に見られる足の赤い斑点、凹凸もなく特に痒みはなく場所も数も増えたり減ったりと出てくるのは、一体何故なのでしょうか。
私自身もそういえば出た時があったなと思うくらいで、いつも知らない間に消えていたので特に深く考えたことはなかったのですが、どうやら皮膚病だと断定するのは危険なようです。
痒みがある場合は、湿疹や虫刺されなどが考えられますが、痒みのない赤い斑点は血液や内臓などの内科的疾患が原因であることが多いようです。
症状が出る世代も様々で、子供から大人まで幅広く発症します。
赤い斑点がでる症状から考えられる病気もいくつかあり、病気によっては赤い斑点の他に、足の痛みや腹痛などの症状が伴うこともあるようです。
では、どのような病気があるのか、またその原因など詳しく探っていくとします。
足に赤い斑点で内出血してるみたいな感じ
赤い斑点の正体は血液中の赤血球によるもので、血管が何らかの原因で破れたことにより内出血をしたと考えられます。
例えば考えられる病気の一つに、うっ血性皮膚炎というものがあります。
赤い斑点、内出血の症状に加えてむくみがでる事も特徴です。
血行不良が原因で発症する病気ですので、立ち仕事の多い方や下半身の血の巡りが悪くなる妊婦や高齢者によくみられます。
症状を改善するには、第一に血の巡りを良くすることです。足を高くして寝たり、むくみをとる靴下を履いたり、マッサージをしたりと色々工夫してみてください。
そして、2.3日経っても症状がよくならない場合は必ず病院へ行ってください。放置して悪化してしまうと他の合併症を起こしかねません。
足の赤い斑点があっても痒くない場合
先ほど挙げた病気以外に、紫斑病の可能性があり、様々な種類があります。
一つ目に、単純性紫斑症というものがあります。紫斑症は赤い斑点が足だけではなく手などの他の場所にも出てくることがありますが、この病気は特に足に発症することが特徴です。
痒みや痛みなどの症状がなく、また20代から30代と比較的多忙な年齢層の女性によく見られるので、症状が出ても放置しがちになってしまいます。
赤い斑点以外の症状はありませんが、内出血を起こしていたり、あまりに症状が治らない場合は受診しましょう。
血管を強くする為に、ビタミンCを含む飲み薬を処方されることもあるようですが、食生活においても積極的にビタミンCを多く含む野菜や果物を摂りましょう。
食事改善とともにサプリメントを並行して摂ることもお勧めです。
二つ目は、アレルギー性紫斑症です。
先ほどの単純性のものとは違い、赤い斑点以外にも腹痛や足の痛みなどの症状があります。
また、その他に違う点として、この病気になるのは比較的子供が多いようです。
原因は現在解明されておりませんが、感染症により免疫機能がコントロール出来ない状態になっているのではという説があります。
いずれにしても、赤い斑点の他にも症状がある場合はすぐに小児科へ受診してください。
足の赤い斑点は病気なの?
冒頭でも書きましたが、思い当たる節がない赤い斑点については何らかの病気になっていると考えていいでしょう。
2週間ほどで自然治癒している時や、度々繰り返して症状が出てしまう時など、その程度は様々ですがやはり不安であればまずは皮膚科へかかってください。
医者の判断で必要であれば、内科受診を勧められると思います。
紫斑症の話をいくつか挙げましたが、この病気には難病指定にされているものもあります。
特発性血小板減少性紫斑病、といって、出血を止める働きをする血小板が減少することにより、出血しやすくなる病気です。
はっきりとした原因は今のところ不明のようです。
急性型は子供にみられることが多いようですが、慢性型でも子供から大人まで発症することがあります。
急性はほとんどが自然治癒するようですが、慢性の場合は治療が長期的なものになり、常に身体管理の必要な病気です。
いずれにしても、直接的に命に関わるような病気ではありませんが、きちんとした診察や治療が必要な病気なので、疑わしい時は必ず受診してください。
まとめ
痒みのない赤い斑点、という症状だけでも色々な病気があることがわかりましたがいかがでしたでしょうか?
正直この赤い斑点のことで深刻になったことがありませんでしたので驚きました。
病気の可能性は誰にでもあるのだと痛感し、日頃の健康に感謝しなければなりませんね。
特に紫斑症に関しては、難病という言葉まで出てきたので少し脅かすような形になってしまいましたが、病名がわかると、病気の戦い方、克服の仕方、付き合い方がわかると思うので、やはり心配事がある場合は病院へ行くのが一番です。
何度も重ねて言いますが、安易に自己判断はせずに何日経っても症状がある場合や、身体の痛みが出るなどの違う症状が表れた時にはすぐに病院へ行きましょう。
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