妊娠中に指のしびれを感じるのは何かの病気なのか？治療の仕方は？

指のしびれが続くと、頭に異常があるのでは！？と非常に心配になりますよね。

しかし、妊娠中や産後の指のしびれはさほど珍しい事ではありません。

女性に多く見られる症状であり、且つ妊娠や出産時によくある事から女性ホルモンが関係しているとも言われています。

私も産後半年頃に指のしびれを経験したことがあるのですが、その時は右手のしびれから、左脳が何かの病気になっているのではないかと、かなり不安になりました。

病院も何科に受診していいのかわかりませんでしたし、何より乳飲み子を抱えていたので、自分の身体の為に病院へ行くという発想があまりありませんでした。

結局、何日経ってもしびれが治まることはなかったので、整形外科を受診することになったのですが、不安な毎日を過ごすよりも、安心する為にもっと早く病院へ行けばよかったと後悔しました。

では、この指のしびれは何故起きるのか、治療の仕方など詳しく探っていくとします。

妊娠中に指のしびれを感じるようになった。

指のしびれは、軽いものだと少しジンジンするようなザワザワするような感覚です。

重症化すると痛みを伴い、熱さや冷たさなどの感覚が麻痺してしまうこともあるようです。

断定的な原因は不明のようですが、前途したように女性ホルモンが関係していることと、手首（手根管）から指にかけて通っている神経が圧迫されることで、しびれが起きると言われています。

また、妊娠中は体重が増加しますし、浮腫みや冷えが起きやすいことから同様に神経を圧迫しているとも考えられます。

ちなみに私の場合は軽度でしたが、右手の人差し指、中指、薬指に症状が出ていました。微弱な電気が常に流れているような感覚です。

整形外科で診察とレントゲン検査をしたのですが、症状と生活環境から考えて手根管症候群でしょうとの診断を受けました。

指のしびれは何かの病気なのか？

妊娠中や産後の指のしびれの場合は、私が診断を受けた病名と同じく、手根管症候群の可能性が高いと言えます。

しかし、他に病気の可能性が全くないわけではありません。一番怖いのは脳梗塞などの脳の病気からくる指のしびれでしょう。

ただし、脳梗塞などの場合は症状が指のしびれだけではないようなので、指のしびれだけでは判断はつきません。

顔や手足にも麻痺に近いような症状が出ているときは要注意だといえます。他にも頸椎や椎間板、脊髄などの異常が原因で指のしびれがでる事があるようです。

いずれにしても、指のしびれは何らかの病気であるサインであることには変わりありませんので、必ず病院へ行ってください。妊娠中でしたらまずは担当の産婦人科医に相談してみてもいいでしょう。

指のしびれの治療の仕方は？

手根管症候群の治療は基本的には自然治癒を目指すものですので、特に何かを治療することはありません。

一番の治療法は手を使わないで安静にすることです。

酷い痛みがあったり、指が動かしにくいようであれば、患部に直接注射で投薬することがあるようです。

また、手首を切開して神経を圧迫解除する手術を必要となるケースもあるようです。

私は指のしびれのみで痛みはありませんでしたから、特に何も治療されることもなく、薬も処方されることはありませんでした。

ただ、手を酷使してはいけませんとそれだけでした。その後なるべく右手を庇って左手を中心に使うようにはしていたのですが、赤ちゃんのお世話や家事をするには絶対に手を使わなければならないですよね。

結局、左手を酷使することによって、次は左手首が腱鞘炎になってしまいました。

まとめ

指のしびれは発症してからすぐに治るようなことはありませんでした。

一人目の妊娠中でしたら比較的安静にしやすい環境だと思いますが、二人目以降の妊娠や、出産後は手を使わないという選択は不可能です。

当然治るのも遅くなってしまいますよね。私も1ヶ月はしびれが続いていたように思います。その後になった腱鞘炎の方が、私にとってはかなり辛かったです。

気づいた時には指のしびれがなくなっていたので、再受診することもなく知らない間に完治していたような感じです。

妊娠中の手根管症候群の主な原因は体重増加と浮腫みのようですので、食生活や体重管理を大切にして、予防に努めてください。