耳の後ろがズキンと痛い原因は?腫れてる場合とそうでない場合
急に耳の後ろがズキンと痛むことはありませんか?
耳は脳にも近く、痛みを放っておくのは少し心配な場所ですよね。
でも、痛みが気になって仕事や勉強に集中できないかと思えば、
急に痛みが治まり、病院に行きそびれている人も少なくないのでは。
ところで、耳の後ろの痛みの原因にはどんなものがあるのでしょうか?
また、診療する時には何科を受診すればいいのでしょうか?
今回は、耳の後ろの痛みで考えられる病気を調べてみました。
耳の後ろがズキンと痛い
耳の後ろがズキンと痛んでいる時には、
目を閉じて、冷やして休むとその場は治まると思いますが、
また痛みだすこともあるので、一度受診しておくのが安心です。
原因が色々考えられるので、まず、内科に行くのがいいと思います。
そこでだいたいの原因が判れば、必要な診療科へ紹介状を書いてもらえるでしょう。
診療の時に、痛む位置や痛みの強さなどを、医師に質問されることが多いので、
後頭部に近い辺りが痛いむのか、あごに近い辺りなのか、痛みの続く時間がどれぐらいか、
自分でもよくわかっておくことが大切です。
耳の後ろが痛い原因
耳の後ろが痛い原因として考えられることは、とてもたくさんあります。
まず、偏頭痛など頭痛の一種や、顎関節症など顎の病気の一種。
そして耳の病気の代表的存在の中耳炎。虫歯や歯周病が原因になって耳の後ろが痛むこともあります。
神経痛の一種、頭部神経症はストレスや長時間のデスクワークをしている人に起こりやすい病気。
他にも、多く考えられる病気には、おたふくかぜなどがあります。
耳の後ろに袋状のしこりが出来て痛む場合には、粉瘤というものが考えられます。
粉瘤は良性の腫瘍で、皮膚の下に老廃物が袋状に溜まっている状態なので、病気ではありません。
これだけの種類の病名が挙がるほどなので、
耳の後ろの痛みの原因は、素人では判断が難しいでしょう。
耳の後ろが痛くて腫れてる
耳の後ろが腫れて痛みもある時は、リンパ節が原因となっている事が多く考えられます。
リンパ節は、新しいリンパ球や免疫抗体を産生し細菌や異物を処理する役割をしていますが、
耳の後ろ辺りに多く存在し、患部が腫れて痛みが伴うという症状がよくあります。
リンパ節炎は抗生物質の服用で改善しますが、抗生物質は病院に行かないともらえないので、受診することが必要です。
また、化膿性リンパ腫では腫れがかなり大きくなり、そのため痛みも強くなります。
耳の後ろの腫れや痛みとともに、微熱や貧血など他の身体症状が出てきたら、
壊死性リンパ節炎や結核性リンパ節炎の疑いもあります。
このような症状があったら、我慢しないで必ず治療を受けましょう。
まとめ
耳の後ろの辺りの痛みで一番心配なのは、悪性の腫瘍やリンパ腫など、命にかかわる病気ですよね。
実は、悪性腫瘍や悪性リンパ腫の場合、逆に耳の後ろに痛みがあることはあまりありません。
耳の後ろが痛んだり腫れたりする病気として挙がったものは、治療すれば治るものがほとんどなので、
心配しすぎず、適切な治療を受けましょう。
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