癇癪で泣き止まない子供への対応は?どこに相談すればいい?
癇癪は2歳前後から始まるイヤイヤ期に多くみられ、子供にとってはただの表現方法の一つです。
例えば、自分でやりたいのに上手く出来ない、自分の思い通りにならない、という事があった時に、床にひっくり返って暴れたり、耳が痛くなるようなキンキン声で泣いたり、周りにある物を投げまくってみたり、というような状態です。
かなり個人差がある症状ですので、子供によって程度は様々です。
我が家の娘たちの場合、長女は比較的大人しかったのでそこまで苦労することはありませんでしたが、次女は本当に手がかかりました。
現在3歳9ヶ月を過ぎたところですが、頻度はかなり減ったとはいえ、まだまだ自己主張が激しいので気に入らないと癇癪を起こしています。
しかし、今思うのは癇癪を起こして自己表現をしてくれた方が実は扱いやすいのでは?感じるようになりました。
そう思えるまでには時間がかかりましたが、大人びた複雑な心を持つ長女よりも、単純明快な次女の方が育てやすいのかもしれません。
私の経験を含みながら癇癪についてまとめていきますので、癇癪でお悩みのお母様のお力に少しでもなれば幸いです。
癇癪で泣き止まない
癇癪を起こすと何をしても泣き止まない。
はい、何度も何度もありました。
本当に大変ですからお母様のお気持ちは痛いほどわかります。
泣きすぎて嗚咽で嘔吐してしまう子もいますし、次女も30分泣き続けるなんてことは日常茶飯事でしたし、あまりに毎日泣いているので近所の方に虐待を疑われて児童相談所に通報をされた経験もあるくらいです。
でも、本当に何をしても泣き止まないのですよね。
そういう場合はただただ癇癪が落ち着くまで抱きしめてあげるのが一番かと思います。
それでも暴れるのですが、ただ抱っこしてあげるのです。
おそらく本人が一番パニックになってしんどいと思うのです。だから、『大丈夫、大丈夫』と言いながら気持ちを落ち着かせてあげましょう。
抱きしめてあげる心の余裕がない時は、場所にもよりますが一旦子供から離れてみましょう。
恥ずかしながら私自身何度もトイレへ閉じこもったことがあります。
少し時間を作ることで、子供自身にも考える時間を与えるのです。案外ケロッとして癇癪が終わるときもあります。
癇癪の子供への対応は?
先ほど、泣き止まない時は抱きしめてあげましょうと書きましたが、もちろん時と場合によります。
特に危険なことや周りに迷惑がかかるようなことはダメなものはダメと教えるのも躾ですから、抱きしめるだけでは意味がありません。
外出先で癇癪を起こしたら、用事が終わっていなくても子供を肩に担いで帰宅することはしょっちゅうでした。
例えば、帰る時間なのに家に入りたくない、とよく玄関前で泣きわめいて外でひっくり返っていたのですが、近所迷惑にもなりますのでとりあえず家の中に入れてその後はどれだけ泣いていても放置していました。
本人は靴を履いたまま玄関で泣き叫んでいましたが、玄関にカギをかけてリビングのドアを閉めて一人きりにさせるのです。
気持ちの切り替えができる時間を与えるということです。次女の場合はこのやり方が有効な時が多かったように思います。
少し話が変わりますが、他に家族がいる場合、みんな一緒になって叱ることは絶対にやめた方がいいでしょう。
逃げ道を作ってあげないと子供は疎外感でいっぱいになり自己肯定感がなくなってしまいます。
子供が癇癪の時はどこに相談すればいい?
あまりに癇癪が酷いと、何かの発達障害があるかもしれないと心配するのは当然です。
ただ、1人で悩んで抱えてしまうことは親子にとって何もいいことはありません。
相談しやすいきっかけとして、子供の定期検診があります。そこには必ず保健師さんや発達心理士さんがいますから、普段の癇癪の状態を話せばいいと思います。
ただ、中には育児を否定だけするような人もいますから、話を親身になって聞いてくれる人に出会えるのが一番です。
合わないと感じたら担当の方を変えてもらうことも可能ですから、我慢せずに申し出ましょう。
一緒に育児をしている友人に相談するのもよいかもしれませんが、他人と比べてしんどくなってしまうようなメンタルの時はお勧めしません。
比較して落ち込んでしまっては本末転倒です。
まとめ
癇癪は必ず終わりがきますし、酷い状態がずっと続くようなことはありません。
立派な成長の証なのです。
3歳を過ぎてくると物事の道理がだんだんわかるようになってきますから、コレをしてからアレをしようね、などの説明が理解できるようになるのです。
自分でご飯を食べたり服を着たりと自立するにあたっての癇癪は、自分で出来るようになれば癇癪を起こさなくなります。
付き合う親は本当に大変ですが、長い人生のわずかの時間です。動画を撮っておくくらいの余裕があれば、ビデオを見た時に楽しめるようになりますよ。
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